フィッシャーとカスパロフ
「完全なるチェス」をゆっくり読んでいます。(相変わらず、先日のNHK BSの特集番組との乖離は随所に見られます。)
このお二人、対局したことはないみたいですが、カスパロフはフィッシャーの影響をかなり受けていて「神様のように崇めて」いたとのこと。この辺はいずれカスパロフ本でも確認してみたいところですが、「完全なるチェス」では、例の20年を空けてのスパスキーとの一戦前に、カスパロフが「フィッシャーがいまも強いとはとうてい思えない」とちょっとDisった発言をしているとのこと。この本は個別の発言にちゃんとソースがついているのでおそらく実際にそういう発言をしているのでしょうね。
一方でフィッシャーはこのスパスキーとの対戦の合間の会見では「あの男(カスパロフ)は病的な嘘つき」とかぼろくそに言っているそうでなかなかお互い難しい関係だったように思えます。
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