ChessmasterのOpening Book
封印していた対人をやりました。いつ以来かと見てみたら2週間ぶりでした。見事にやられました。
Openingで見たこともない展開で、こちら(White)のe4に対してg6と来て、なんだこの素人的な打ち方はと思ったらちゃんと名のあるOpeningでした。
昨日のエントリにも書きましたがChessmasterにはOpeningのデータベースがあって、以下のようにたどっていくことによって参照できます。
気づくと妙に駒の展開が思うように行ってなく、それでも互角のままMiddlegameに入りましたが読み間違えました。反省。
Chess: 5334 Problems, Combinations and Games
対人は未だに封印してます。Chessmasterではブラックを中心にたまにホワイトでやって、必ず対戦後にOpening含めて反省戦をしています。反省戦の中でOpeningはデータベースと照らし合わせながら少しずつ改善させていっています。ChessmasterにもOpeningのデータベースやレクチャーの機能があるので、気になったものはChessmasterの解説などもあたっています。
ちなみに、今読んでるLearn Chessは良い入門書だと思いますが、Openingについては原則論(同じ駒を二回動かさない、等)は説明されてますが、個別のOpeningについての解説はありません。
この本は今70%ちょっとまで読み終えてますが、これとは別途、一部で「電話帳」などと呼ばれているこの本を10日に買いました。
![Chess: 5334 Problems, Combinations, and Games Chess: 5334 Problems, Combinations, and Games](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41cHcr1LLaL._SL160_.jpg)
Chess: 5334 Problems, Combinations, and Games
- 作者: Laszlo Polgar,Bruce Pandolfini
- 出版社/メーカー: Black Dog & Leventhal Pub
- 発売日: 2006/01/06
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 2人 クリック: 9回
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ペーパーバックで1,104ページは伊達ではありません。私はKindle版を買いましたが、ダウンロードにも結構時間がかかりました。しかしこの「電話帳」をKindleやiPhone、iPadで持ち運べるというのは本当に電子書籍のメリットを感じます。
先程やっと100問終えましたけど、当たり前ですがまだまだKindleが表示する進捗は2%に過ぎません。
基本的に1ページ1問、iPhoneでも問題ありません。問題番号が「リンク」になっていて、Kindleの脚注機能を使って(解答が脚注になっているスタイルで)問題と解答の間を相互にジャンプすることができます。
但し正直操作性は改善の余地が色々とあります。が、それでもこれを手軽に持ち運べるのは大きなメリットです。
Kindleの場合こんな感じです。この「101」というところがHTMLのリンクみたいに機能します。
ところが、下記のようになってしまいます。本当はこの「一部だけ」のところで101の解答が出るはずなのですが、この小さなウィンドウの中ではナイトやらクィーンやらの記号(機種依存文字)を表示できないみたいで、結果として空白になってます。これがポーンの場合、たとえばこの「一部だけ」として「101: H3」みたいに正解が表示されます。
「脚注を開く」と、こちらでは機種依存文字の記号もちゃんと表示されてますので、Kindleのこの小さいウィンドウのみダメみたいです。一方で「脚注を開く」と次の問題の解答なども全て画面に出てきてしまうため、指で覆って見えないようにするといった手間が生じます。
といった問題はあるにせよ、サイズの問題考えてもKindle版が利用できるのはありがたいです。
Chessmaster XI GM editionでの対戦相手
Chessmasterの売りは対戦相手として豊富な(仮想)人格がいることです。説明書か何かに900人とか書いてましたけど、一番上だとチェスの歴史に残るようなマスター達が出てきます。(必ずしも有名人が全員揃ってるわけではありません。肖像権とかの絡みか?)
今、この画面にいるRajに4連敗しています(全てブラック)。ホワイトではもっと上の人に勝っているのですが、ブラックだと未だにちょっと戸惑いますね。今さっきも1手目でD4指された時点であたふたしましたから。
しかしそういったブラック固有の問題もあるにせよ、Openingしのいでもなんかこの人にはMiddlegameでやられてしまいます。履歴をよく見るとホワイトでもこの人相手だと結構引き分けとかになっていて勝ちきれていません。スタイルが苦手なのか。
本を一冊追加
Learn Chessは順次読み進めていますが、昨晩敢えてもう一冊追加しました。TacticsやOpening、Strategyなどではなく全く別のジャンルで。
![Visualization and Calculation Trainer: Interactive Chess Exercises Visualization and Calculation Trainer: Interactive Chess Exercises](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CkYNAdL2L._SL160_.jpg)
Visualization and Calculation Trainer: Interactive Chess Exercises
- 作者: Vladimir Botkinsky,Jenny Newberry
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: Kindle版
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米国アマゾンでもレビューが1つしかついていないので少なくともメジャーな本ではないのだと思います。が、ぱっと色々と探した感じ、Visualization関係の本はこれぐらいしかないように思えます。
Learn Chessを読んでいても、いちいち並べないと本が読めません。並べる時も、「えっと、この駒はここで」という感じで結構とろとろやってます。これもVisualizationができていないためだと思います(やっと少し慣れました)。
本を読むとか並べるとかだけではなく、もちろん、自分の先読みのためにもこのVisualizationというスキルを上達させるのは役に立つはずだと思ってこの本を始めました。
説明とかはほとんどなくて、ひたすら練習問題を解いていくスタイルです。序盤はさくさくと進めましたが、いきなりポジションを数分見て覚えろみたいなパートが始まって、少し苦戦しつつある程度解けております。
(更に一冊考えてますが。。やり過ぎかと思いつつ。)
NHK BSのボビー・フィッシャー特番
先日BSでボビー・フィッシャーの生涯についての特番があり、録画して視聴しました。なにぶん、チェスを始めて一ヶ月の身で、伝説のチャンピオンだということは知っていましたが、後はほとんど何も知りませんでしたので。
その後、数日前ですがこちらの伝記を書いました。原著と邦訳とで悩みましたが、今は英語で読みかけが多いので邦訳を選びました(結構難しい用語もあって、邦訳を選んで正解)。
![完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯 完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iJu4%2BFN%2BL._SL160_.jpg)
- 作者: フランクブレイディー,Frank Brady,佐藤耕士
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/02/15
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 8回
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で、この完全なるチェスは読みかけなのですが、現時点で2つの点について特番の内容についてコメントしたいと思います。
(もちろんテレビの場合時間制約があるわけですが)特番の中では13歳のボビー・フィッシャーがたまたまチェスクラブで元全米チャンピオンに勝ったとか、そういう感じの演出だったと思います。この番組を見た他の方のブログを今見てみても、13歳にして彗星のように現れた的な書き方をされているので、多分そういう受け止め方をしている人は多いと思います。
ところが本によると、その前年にボビー・フィッシャーは既に全米ジュニアのチャンピオンになり、その後の全米チェス選手権でも同率4位となり、全米ランキングは25位にまで上がっていたということです。問題の対局も、招待されたトーナメントでの一戦だったようで、「たまたま対局」したわけでもないわけです(BSの特番で「たまたま」って感じの演出だったように思いますが記憶があいまいなのでここはなんとも言えませんが)。いずれにせよちょっと演出が過ぎたんじゃないかと思います。
もう1つは、ソ連に招待されたもののトップと戦えなかった件、これもボビー・フィッシャーが癇癪を起こして、といった演出でそれはそれで事実なんですが、番組の演出だと「子供なんだけど招待してもらって」という感じだったかと思います。
実際にはこの時ボビー・フィッシャーはアメリカのチャンピオンだったということのようで、「全米チャンプがきたのにトップが相手しないのか」ということだったようです。
特にNHKを批判する意図ではないんですが、ちょっと違和感を感じましたので。
チェス歴1ヶ月での進展
アマゾンさんの注文履歴を見るとLearn Chessを買ったのが5/6なので、チェスを始めてもう1ヶ月経ったことになります。
Learn Chess(書籍)を読み進みつつ、Chessmaster(ソフト)にもレクチャーの機能があるためそちらも徐々に進めつつという二本柱で勉強しながら、対戦としてはChessmasterを使ってました。
そのうち調子に乗って対人もということでchess.comでアカウントも作っていくつか対戦してみたのですが、その時に自分の思わぬ弱点、いや、盲点に気付きました。なんとこれまでホワイトしかやってこなかったため、ブラックになった瞬間めちゃくちゃ戸惑うのです。
今ではそんなことはありませんが当初はチェスの(将棋と違って)左右非対称な部分も混乱の元でした。
そこは慣れですみますが、何と言ってもホワイトは先手なのでOpeningを自分の好みで作りやすい反面、ブラックは相手が差してきたものに応じて動かなければなりません。
Openingもまだあまり勉強していないこともあり、対戦相手に思わぬ手を打たれると序盤でぼろぼろになることが結構あり、これはもうひと勉強必要だと思って対人は暫く止めている次第です。
対人を封印して一週間ぐらいですかね、chessmasterでブラックもやって、ある程度慣れてきました。
Openingもそのうちちゃんとやりたいんですが、Openingを先行するとか、これの暗記に注力するというのは初心者にとってはよくないことらしく。ChessmasterではJoshua Waitzkinのレクチャーもありますが、彼もここを熱く語ってました。
というわけで現状でやっているOpening対策、特にブラックでの対策は、Chessmasterの機能(Openingでのオススメの手を教えてくれる機能や、Openingのデータベースを使って確認する機能など)と、先日導入したScidで上級者がどういう手を打っているか確認するといった機能をたまに使っている感じです。この辺の便利な機能はそのうちご紹介したいと思います。
Chessmasterの売りの一つが様々なレベル(強さ)と打ち方が設定された900人のプレイヤーと対戦できるというものです。そして自分の強さの進捗がこのようにビジュアルでも確認できます。
とりあえず一つの節目として、1,000を超えたということで。Ratingを上げるだけなら今でももっと上げることはできますが、その前にブラックの練習をもっとしないといけません。